Amazonの配送料を(ほぼ)ただにする方法と、初期投資5万円で内容自由なベストセラー本を作る方法

思い付いたので、話のネタにでも。多少お金を払ってでも自分の作品を多くの人に見てもらいたい!という人は一考の余地があるかも。Amazonを使った格安広告としてもどうぞ。

 

 

2000円以下の購入の際、Amazonの配送料が350円になった。

Amazon.co.jp ヘルプ: 配送料について

ここで注目したいのは、

>>Amazon.co.jpが発送する書籍及びAmazonギフト券については全商品につき配送料無料です。

の文字。書籍を一緒に買えば購入額が2000円以下だろうが送料無料になるのだ。これを利用して出来る限り安い書籍を購入することで送料を0にする、という方法があるらしい。

Amazon.co.jp: 小学校学習指導要領解説音楽編 平成20年8月: 文部科学省: 本

小学校の学習指導要領解説本、66円。話題になりすぎて配送まで2~4週間との表記になってしまっている。理科編も67円と安いのでこちらを利用しても良いだろう。

小学校学習指導要領解説 理科編―平成20年8月 | 文部科学省, 文科省= | 本 | Amazon.co.jp

 

 

Amazonで売れる本を作る方法がこれで分かった。要は66円未満の本を作ってAmazonから発送してもらえば良いのである。10円とかで売ればベストセラーも夢ではないんじゃなかろうか。内容に関係なく売れてくれるはずだ。

ただ、この方法には初期投資が少なくとも4万円ちょいかかる上に元がほぼ取れないので、金儲けのために本を売りたい人には意味が無いと先に書いておこう。でも、ベストセラー本の著者であるという肩書が欲しい人・自分の作品を多くの人に見てもらいたい人には面白いかもしれない。必ず売れるという責任はとらないよ!

 

本自体は適当に印刷所に頼むか自宅で作れば良いので、一番ハードルが高いのは、”Amazonに発送してもらうこと”である。出版社から販売されるそれなりの本ならAmazonが自然と倉庫に置いてくれるのだろうが、今回はほんの少しのお金を払い”Amazon e託サービス”というものを使うことでハードルをくぐっていこうと思う。

Amazon.co.jp: e託販売サービス

>>現在、委託が可能な商品は書籍・雑誌、CD・レコード、DVD・ブルーレイ、ビデオゲーム、ソフトウェアとなっております。

このサービスの対象には、ばっちり書籍・雑誌が含まれている!

 

 

Amazon.co.jpから発送される書籍・雑誌のつくりかた

1.ISBNコードとJANコードを取得し、本の裏表紙に載せる

自費出版であってもお金を出せばISBNコードとJANコードは取得できる。

費用は

ISBNコード:10書名分(7桁の出版者記号)で、21600円

JANコード:3年前払い制で、10800円(総売上高1億円未満の場合)

出典:日本図書コード管理センター

日本図書コード管理センターから”出版社記号申込書”と”書籍JANコード使用規約・登録申請書”をダウンロードし、必要事項を記入・捺印。登録料を払い込み、郵送。日本図書コード管理センターから書類が届けばOK。

本にこのISBNコードとJANコードのバーコードを印刷すれば、無事Amazonでe託してもらえる書籍・雑誌の出来上がり!

 

2.Amazone託販売サービスに申し込む

登録ページ:Amazon e託販売サービス

年会費は登録から一ヶ月以内に支払う必要があるらしい。9000円。

 

3.本をAmazonに納入する

e託にログインしてラベルを出力し、指定された倉庫まで本を送る。最初は1冊ずつの送付を求められるらしい。

 

あとは売れるのを待つだけ!

ここまでかかった費用:ISBNコードの取得費用21600円+JANコードの取得費用10800円+e託販売サービス年会費9000円、合計41400円

これに書籍発行代とAmazonへの送料がかかることになる。特にネックなのが送料だが、遊びで出来ない価格というわけではない。広告料だと考えれば格安かもしれない。

 

お遊びではなく何百何千何万と売りたい人にとっては最初に1冊ずつ納入するのが面倒かもしれない。そういう人にはAmazonフルフィルメントをおすすめする。在庫保管手数料と配送代行手数料がかかる代わりに商品の保管から注文処理・出荷・配送・返品までAmazonがやってくれるサービスだ。もちろんAmazon.co.jp発送の商品になる。

フルフィルメント by Amazon | FBAの利用メリットとは

個人的な感想だけど、先にe託を試してからフルフィルメントに移行した方が安心かな……

単に有名になるためだけでなく、宗教の宣伝なんかにも使えそうだ。

 

Amazonの配送料ポリシーが変わるなどすればすぐに売れなくなる可能性がある。これを試した結果売れなくても責任は持ちません。